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2002年スイス時計総輸出 − 前年に続き好調

(March 26, 2003)
 
 
     

2002年のスイス時計総輸出は2001年に続き好調に推移し、106億4,000万スイスフランに達した。対前年度比ではわずかに 0.1%マイナス(1,370万スイスフラン)ではあったが、ほぼ同等の実績と見ることが出来る。 変動する世界経済の中でのこの結果はスイス時計産業の健全性を確信させるものであり、また、前年の確かな実績に立脚したものといえよう。

輸出が落ち込んだ2001年12月に続く2002年のすべりだしは、決して良いものではなかったが、その後速いペースで回復し始め2001年とのギャップは加速的に縮められた。 

 

製品
数量(個)
対前年比 2002/2001
金額(スイスフラン)
対前年比2002/2001
完成品
26,828,659
+1.7%
9,716,289,912
+0.4%
ムーブメント
5,916,212
+9.8%
133,967,722
+3.4%
ケース
6,032,499
+59.0%
48,616,135
+2.8%
パーツ
-
-
664,890,752
-5.3%
クロック
-
-
76,002,540
-23.2%
合計
-
-
10,639,767,061
-0.1%


2002年完成時計総輸出金額は97億1,630万スイスフラン、対前年比 0.4%増加した。 数量は2,680万個、前年比で1.7%の増加(約45万個の増加)となった。 この10年間、輸出数量は減少傾向にあったが、ようやくプラスへの転換となった。

ムーブメントは輸出全体に占める割合は小さいが、数量で9.8%増加、金額で3.4%増加と好調、 また、ケースと針の輸出も好調であった。 ブレスレット(-24.3%)やアラーム付きクロック、大型クロックなどは(-21.6%)減少した。

素材別に見ると、ゴールドウオッチが年末に向けて顕著に伸びて、+0.9%、2,590万スイスフラン増加し、金額全体の伸びに大きく貢献している。 プラチナもごく小さいシェアとはいえ、17.2%の増加、最も売れ筋のスチールウオッチにいたっては+1.5%、5,870万スイスフランの増加となった。 一方、プラスチック、アルミニウム、シルバーは奮わず、マイナスとなった。

また、数量の増加はほとんどスチールウオッチの増加によるものである。(1,240万個、前年比 +9.8%) 2001年に比べ110万個増加しており、いまや輸出完成品の2つにひとつはスチールウオッチといえる。 
プラスチックは下降傾向にあり8.2%減少した。


素材別時計完成品
数量(個)
対前年比 2002/2001
金額(スイスフラン)
対前年比 2002/2001
ゴールド
527,755
-7.5%
2,900,622,735
+0.9%
プラチナ
10,468
-11.3%
220,460,087
+17.2%
シルバー
40,939
-22.8%
28,713,130
-30.0%
ゴールド-プレート
713,816
+1.7%
153,126,489
-3.4%
スチール
12,413,400
+9.8%
4,063,365,079
+1.5%
ゴールド/スチール
771,979
-4.2%
1,483,129,031
-0.4%
その他金属
4,410,477
+2.2%
304,284,485
-5.0%
その他
7,939,825
-7.9%
562,588,876
-6.0%
合計
26,828.659
+1.7%
9,716,289,912
+0.4%

 

 

マーケット別

主要15輸出先国への2002年実績と対前年度比は下記のとおり。

 
国 名
輸出金額
(百万スイスフラン)
対前年比
2002/2001
1
アメリカ
1,643.9
+ 3.7 %
2
香港
1,546.8
+ 2.6 %
3
日本
1,100.4
+ 4.6 %
4
イタリア
813.6
- 3.1 %
5
フランス
671.4
- 6.8 %
6
ドイツ
630.8
- 19.5 %
7
イギリス
562.7
+ 10.4 %
8
シンガポール
433.6
- 1.1 %
9
スペイン
335.2
- 2.1 %
10
アラブ連合国
241.4
+ 27.6 %
11
台湾
185.8
- 5.0%
12
タイ
180.5
+ 1.6%
13
サウジアラビア
174.2
+ 0.8%
14
ロシア
121.6
+ 5.2%
15
オランダ
108.3
- 7.0%

 

上位3カ国、アメリカ、香港、日本への2002年12月輸出金額は前年同月比でそれぞれ+31.3%、+19.6%、+38.6%と大きく増加し、これら3カ国への年間輸出好実績を可能にした。 これら3マーケットへの輸出は全体の約40%を占める。

経済状況が厳しいヨーロッパへの輸出は低調に終わった。 イタリア、フランスは減少、ドイツに関しては大きく落ち込んだ。(前年比 -19.5%) 

主要15カ国には入らないものの、中国の伸びが顕著である。(前年比 +161.7%) 年間を通じて着実にかつ、相当なる伸びを記録している。 香港に輸出された製品の相当数が中国へ出荷されている事実も考慮すると、注目に価するマーケットである。 

 

 

   
         
     

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