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イラク戦争やSARS、さらにヨーロッパにおける経済の低迷から予想されていた減少傾向であるが、実際に影響が出始めたのは、5月、6月からである。 アジアにおけるSARSは終決したものの、これら要素の影響がスイス時計に及ぼすには多少期間的なずれがあるようで、現在の世界情勢の中では、回復には今しばらくの時間が必要と思われる。
<製品別結果> 完成品の輸出は金額で6.9%減少して 41億200万スイスフラン、数量では13.3%減少の 1,114万個(マイナス170万個)であった。 プラチナをのぞくすべての素材において金額数量ともにマイナスとなっており、プラチナ時計でのプラスは全体に及ぶほどには至らなかった。 スチールウオッチは金額で-6.2%、ゴールドウオッチは-7.2%で、この2つの主要素材の減少は全体の減少の3分の2を占めた。 数量ではスチールウオッチは-9.6%(50万個以上のマイナス)、プラスチックウオッチは-15.2%、アルミニウムウオッチは-16.5%であった。 ムーブメントの輸出に関しては僅かに0.8%増加して6,710万スイスフランであったが、他のケース、文字盤、針、ブレスレットの輸出は軒並み二桁のマイナスとなった。
<マーケット別結果> 主要15マーケットへの輸出結果は次の通り
スイス総輸出が減少した中で、アメリカ合衆国向けの輸出は1.2%増加した。 が、香港、日本への輸出は減少傾向に逆らうことはできず、それぞれ-3.2%、-9.1%の結果となった。 ヨーロッパにおいては国内経済低迷の影響も受け、イタリア、フランスがマイナス、ドイツも大きくマイナスとなりこれまでの6位から7位に落ちた。 イギリスは6月の輸出が好調であった為+10.3%であった。 一方、タイ、台湾向けの輸出は増加、中国に関しては+141.4%と相変わらずの増加を続けている。 ロシア向け輸出も+33.9%と増加した。
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