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2003年スイス時計総輸出結果 - 減少は4.4%にとどまる 2003年のスイス時計総輸出は、101億7,700万スイスフランで、2002年度比でマイナス4.4%、4億6,290万スイスフランの減少となった。 SARSやイラク戦争、また、脆弱な世界経済などの悪条件から、年初には大幅な減少が予想された。 が、予想に反して、減少規模はそれほど大きくなく、順調な伸びが数年続いたあとの2000年度輸出結果を多少下回る程度で終わることができた。
製品別 完成品時計の輸出はスイス時計総輸出結果と同じく、金額で4.4%のマイナスとなり、92億9,200万スイスフランであった。 上半期における数量の減少は微々たるものであったにもかかわらず、通年では8.4%のマイナス、220万個減少して、総輸出数量は2,460万個に帰結した。 完成品以外においても同様で、ムーブメント輸出金額は−4.9%、部品−4.1%、時計ケース−20%であった。 一方、クロックだけは+6.4%と健闘した。
完成品を素材別に見ても、プラチナを除いて のきなみの減少となった。 中でも、18Kゴールドは10.3%(金額ベース)と大きく減少した。 スチール時計は0.4%、バイメタルは1.6%の減少であった。 スチールウオッチに関しては比較的安定していたように見えるが、数量においては5.5%もの減少となっており、18Kゴールドウオッチが数量では6.4%のマイナスにとどまった事と対照的である。
マーケット別 2003年度の主要輸出先15カ国への輸出結果は次の通りである。
アメリカ経済の回復にともない、アメリカへの輸出は9月以降伸び悩んだにもかかわらず最終的にはプラスとなった。 香港、日本、シンガポールは12月の輸出が2桁マイナスになったことも影響し、通年での結果は大きく減少となった。 香港の低迷は今しばらく続くと思われる。 また、比較的安定して推移していた日本も、11月からは大きくマイナスとなった。 一方、中国への輸出は好調に伸びており2003年上半期の12位から11位に浮上した。 スイス時計産業にとって、困難なマーケットとなりつつあるヨーロッパへの輸出は9月から回復基調にあり、不況は底をついたと言えそうである。 とはいえ、ヨーロッパ市場の早期回復基調は期待できないと思われる。 今年2004年は、アメリカの経済回復がアジア市場を牽引することにより、スイス時計産業は穏やかに回復すると予想される。
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