|
2004年上半期のスイス時計輸出はスイスの時計メーカーにとって、かなり満足のいく結果といえる。 1-6月の輸出総額累計は50億610万スイスフランで対前年度比で10%のプラスであった。 実質的に昨年のマイナスを補う結果となった。
今年1月には、2003年からの減少傾向を依然引きづっていたものの、2月に入ってからは一転して回復基調に転じた。 6月間の輸出は26.5%プラス、10億スイスフランを越える記録的な数字となった。
この好調な結果から2004年全体は1〜2%増加になると予想される。 アメリカ合衆国マーケットが非常に活発に動いており、またその傾向は今後も続くであろうし、また、アジア、特に日本マーケットの回復も期待される。 がしかし、ヨーロッパマーケットの回復は今年中には望めないと見られている。
<製品別結果>
2004年上半期の完成品の輸出は金額で10.8%増加して、45億6,080万スイスフラン、数量では7.5%、83万5,000個の増加で、1,200万個(プラス)となった。
全ての素材において価格、数量と共に増傾向にあり、ゴールドウォッチは8.3%増加し12億スイスフランであった。プラチナとシルバーウォッチは25%を越える記録的な増加で、スチールウォッチもまた、18%の増加を示し好調な結果となった。
数量ではスチールウォッチは前年同期比で14.4%増加して74万個であった。 アルミニウムウォッチも健闘はしたが、結果は2.8%マイナス(5万個減)であった。
<マーケット別結果>
主要15マーケットへの輸出結果は次の通り
| |
国名
|
金額
(百万スイスフラン)
|
対前年同期比
|
|
1
|
USA |
837,8
|
+16,3%
|
|
2
|
Hong Kong |
771,0
|
+11,4%
|
|
3
|
Japan |
424,2
|
-6,3%
|
|
4
|
Italy |
338,3
|
+1,8%
|
|
5
|
France |
284,3
|
+1,5%
|
|
6
|
Germany |
246,5
|
-4,9%
|
|
7
|
United Kingdom |
244,1
|
-6,1%
|
|
8
|
Singapore |
210,4
|
+18,5%
|
|
9
|
Spain |
167,1
|
+18,1%
|
|
10
|
United Arab Emirates |
141,7
|
+34,7%
|
|
11
|
China |
128.9
|
+58,7%
|
|
12
|
Thailand |
99,4
|
+6,5%
|
|
13
|
Taiwan |
95,5
|
+12,6%
|
|
14
|
Saudi Arabia |
79,6
|
+12,8%
|
|
15
|
Russia |
79,3
|
+14,8%
|
アメリカ合衆国が主要マーケットトップの地位を強固なものにし、平均を上回る16.3%の増加で金額は8億3,780万スイスフランであった。 非常に好調な伸びを続けており、6月間の伸び率は+38.5%を記録している。
一方、3番目の市場である日本には回復の兆しが見えてきているものの、数字に結びつくには至っていない。 香港においてはSARSの影響から脱した2003年8月以来著しい回復を見せており、
6月には72.3%プラスと、記録的な増加となった。
ヨーロッパにおいてはイタリアとフランスは回復傾向にあるが、イギリスは低迷状態が依然続いている。 その他の地域においてはも増加傾向にあり、中国に関しては、相かわらず大幅増加を続けている。
|