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昨年まで増加にあったスイス時計輸出は2009年において一服した。 2009年の総輸出金額の結果は132億スイスフランであった。 これは2008年より38億スイスフラン下回り、通期において22.3%の減少に相当する。 スイス時計輸出は世界の経済危機に関連した需要全般の落ち込みによる打撃を受け、市場全体や全ての価格帯で痛手を受けた。 2009年のスイス時計輸出金額は減少で始まり、10月まで-20%〜-33%の間で安定的に推移した。 11月、12月に回復の兆しが見え一桁のマイナスにとどまった。 市場において認められた兆しは2010年のスイス時計輸出の回復を示唆している。 しかし、この流れは揺るやかであり、本当に実感できるのは下半期になるであろう。 が、通期ではポジティブな結果に戻るであろう。
製品
主要輸出品である、腕時計の輸出金額は前年比22.3%まで落ち込み、123億スイスフランとなった。 一方、輸出数量は前年比17%の減少で、2,170万個となった。 結果として2009年においてスイス時計メーカーは前年比440万個下回る輸出にとどまった。
全ての素材の腕時計が減少を示した。 スチール素材、18Kゴールドウォッチは金額全体に影響を与えた。 年間の実績ではバイメタル素材の腕時計が最もネガティブな影響をもたらした。
数量においてはスチール素材の時計が減少の大部分を占めることとなった。 その他の金属素材の中では主にアルミニウム素材は著しく落ち込んだ。 その他の金属素材については著しい減少までには至らなかった。
輸出価格200スイスフラン以下の腕時計は金額、数量ともに17%減少し、これは数量全体の減少に相当する。 200〜500スイスフランの価格帯はネガティブな状況であるにもかかわらず良好な結果となった。 金額が4.7%、数量が3.9%の減少にとどまった。 500スイスフラン以上の価格帯は最も急激な減少の割合を示した。 輸出金額は2008年を23.7%下回り、輸出数量は25.7%の減少となった。
2009年に輸出されたその他の完成品の中でアラーム付きクロックやクロックは増加した数少ない輸出品である。 金額全体の中に占める割合はかなり小額ではあるが6.2%の増加であった。 部品の輸出は減少となった。 2009年のムーブメントの輸出金額は8.4%の減少であった。ブレスレットは-20.1%、ケースは-36.0%、文字盤は-25.0%となった。
マーケット別
2009年のマーケット別の動向は以下のようになっている。(輸出金額の単位は百万スイスフラン)
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| 国 名 |
輸出金額 |
対前年度比 |
| 1 |
香港 |
2,167.9 |
-19.7% |
| 2 |
アメリカ |
1,470.4 |
-37.9% |
| 3 |
フランス |
968.7 |
-14.4% |
| 4 |
イタリア |
900.0 |
-13.9% |
| 5 |
ドイツ |
794.0 |
-13.0% |
| 6 |
日本 |
768.4 |
-33.5% |
| 7 |
中国 |
700.4 |
-15.2% |
| 8 |
シンガポール |
673.9 |
-13.9% |
| 9 |
英国 |
544.5 |
-15.1% |
| 10 |
アラブ連合 |
438.0 |
-34.9% |
| 11 |
スペイン |
318.9 |
-29.5% |
| 12 |
台湾 |
244.2 |
-15.7% |
| 13 |
韓国 |
223.0 |
+35.7% |
| 14 |
サウジアラビア |
190.9 |
-20.2% |
| 15 |
タイ |
161.7 |
-39.0% |
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年末に変化があり、数ヶ月で輸出が増えたが、2009年スイス時計産業の主な市場では上半期に比べ大きく変わることはなかった。 アメリカは著しく減少し、香港は12月の好調な結果により、1位の順位を維持した。 アメリカはマイナスからスタートし、わずかながらも12月の回復により利益を得ることができた。 最終的に著しい減少を記録した市場の一つとなった。
ヨーロッパ市場は経済危機の影響がわずかながらも遅かった為、深刻な落ち込みまでには至らなかった。 日本市場の下方傾向は一年を通して強調され順位を一層下げる結果となった。
一方、フランスと近隣国は年間実績が近い結果となり、中国はスイスの時計メーカーにとってより魅力的な市場であることを裏付けた。 数少ないまれな市場ではあるが、シンガポールは下半期に増加した。 中東市場は、増加と減少が混合する結果となったサウジアラビアと一貫して減少傾向にあったアラブ連合に二分された。
韓国は2009年における時計輸出先として非常に強い増加を示し、極めて好調な結果となった。
参考: 2009年スイス時計総輸出結果
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