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1999年のスイス総時計生産金額は、過去初めて90億スイスフランを突破する記録となった。 アメリカの堅調な消費、アジア及び中近東マーケットの景気回復、対ドル為替レイトの好転、ミレニアム効果に支えられ昨年9月―12月間にとりわけ並外れた輸出の伸びを記録したことによるもので、対前年度比で6.9%の増加となった。 しかし反面では、輸出数量では減少していること、すべてのメーカーが好結果を出せたわけではなく輸出の伸びが一部メーカーに限られていることなど、否定的要素の指摘も否めない。
製品別 1999年のスイス時計完成品輸出は数量で3,130万個(対前年度比―2.9%、約90万個減少)、金額で82億スイスフラン(対前年度比+7.9%)であった。 ホワイトメタルの時計への需要は特に高く、高価格帯(プラナ、シルバー、スチール)、低価格帯(スチール、アルミニウム)共に良く動いた。 消費者のスチールに対する人気は衰えをみせておらず、スチールウオッチの輸出は1998年度比5.7%増の1100万個強、金額においても19.1%増の33億6千万スイスフランとなった。
一方、イエローメタルの時計に対する需要は厳しく、バイメタル、ゴールドプレイト共に影響を受けた。 特にゴールドプレイトウオッチは数量で31.3%、金額で34.4%減少した。 ただし、ホワイトゴールドの需要が昨年後半になって伸びたため、ゴールドウオッチ全体としては49万2千個で1.9%増(9千個増)、金額も2.9%増の21億1千万スイスフランとなった。
機種別に見ると、機械式とクオーツの比率に多少の変化が見られる。 機械式時計が総輸出数量の8%を占めることは相変わらずであるが、金額では輸出全体の44.3%から47.2%に上昇した。
アジア生産国とのきびしい競合にさらされたムーブメントの輸出は数量で9.8%減の540万個、金額で8.8%減の1億スイスフランの結果に終わった。 また、外装部品も金額で1.4%減少した。 クロックに関してはここ数年続いた減少傾向からようやく抜け出すことができた。
マーケット別 1998年に14.2%プラスまで拡大したアメリカマーケットは、1999年にも再び顕著な伸びを見せ13.7%増を記録した。2年間で約30%近く上昇したことになる。アジアマーケットについては、確実な回復気配が香港、日本、シンガポールに見られ、 このことで、韓国、フィリッピン、インドネシアへの輸出が強く後押しされる結果をもたらした。 ヨーロッパに関しては、フランスの5%増に見られるように、ほとんどのマーケットへの輸出は上昇したが、ドイツとオーストリアのみは例外となった。
スイスの主要15輸出先国は下記の通り
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