
機械式時計のメカニズムを分かり易く紹介
時計の専門誌「世界の腕時計」(ワールドフォトプレス発行)において、2002年3月(第56号)から2011年1月(第106号)までの足掛け9年間連載された“機械式時計入門講座”を、再編集した「機械式時計講座」が出版された。著者の小牧昭一郎氏は、1958年に第二精工舎に入社、主として時計の設計や研究に従事し、クォーツ時計でも、研究開発・設計部長などを歴任した。雑誌掲載時のタイトルには、入門講座とあるが、本書を読破するには最低限の時計の基本的知識が必要であり、勉強中の時計士たちにとっては良き座右の書となるだろう。欄外の解説および図説なども豊富に掲載されている。(文責=瀧澤広氏)
第1章 | どのように機械時計は動くか |
第2章 | どのように歩度は決まるか |
第3章 | どのように降り角は決まるか |
第4章 | どのように歩度は測られるか |
第5章 | これからの機械時計 |
「機械式時計講座」 | |
著者: | 小牧昭一郎 |
出版: | 東京大学出版会 |
サイズ: | 269mm X182mm |
ページ数: | 248頁 |
定価: | 9228円 |
問合せ先:
東京大学出版会
www.utp.or.jp/
June 05, 2015