パルミジャーニ・フルリエ ブティック銀座がオープン

写真©Sohei Oya(Nacasa & Partners)

2025年8月28日(木)、東京・銀座中央通り7丁目に、アジア最大のパルミジャーニ・フルリエの籏艦店がグランドオープン。オープンを記念して行われたレセプションでは、狂言師の野村萬斎氏が鏡開きに参加し、日本市場における新たな展開を祝った。写真©Sohei Oya(Nacasa & Partners)

 

 スイスの高級時計メゾン、パルミジャーニ・フルリエが、アートギアキャピタル株式会社(AGC)と新たなパートナーシップを結び、アジア最大規模となる旗艦店であり唯一の独立型路面店である「パルミジャーニ・フルリエ ブティック銀座」をオープンした。
 2階層で構成された店内は、創業者ミシェル・パルミジャーニのビジョンと、メゾンの職人技術や芸術性、革新性を五感で体感できる場として、時計愛好家はもちろん、新たな価値観との出会いを求める全ての人々に開かれた唯一無二の空間になっている。
 スイスを拠点に世界的に活躍するデザインスタジオ『アトリエOi』が手掛けたブティックは、銀座地区特有の細長い建築構造という制約をむしろ設計の指針と捉え、限られた空間を隅々まで最大限に活用。閉塞感ではなく高揚感のある空間をつくり出した。
 1階は、明るい木製家具や東京のレストランを思わせる親密なカウンターが特徴で、あたたかくミニマルな雰囲気でゲストを迎える。2階はラウンジスペースで、特別なタイムピースの発見やメゾンの世界観に関する深い対話に理想的な設えを施している。また夜明けを思わせる柔らかな光が空間全体に広がり、インスピレーションの源である自然を表現した植物や、メゾンを象徴するギョーシェパターン、熱気球のモチーフが随所に配されている。内装と連動したグラデーションで彩られた外観は、銀座にダイナミックな存在感を放ちながら、隣接するビルへの映り込みでブティックのアイデンティティを視覚的に拡張するデザインになっている。
 最新コレクションからハイピースまで、充実したコレクションを取り揃えた店内では、豊富な時計の専門知識をもつAGCスタッフが、コンシェルジュとしてゲストに専門的なガイダンスを行ない、特別な体験を提供する。

 グランドオープン当日に行われたレセプションでは、メゾンの新たな展開を祝う鏡開きに野村萬斎氏が参加。日本の伝統芸術である狂言と、メゾンが継承するスイスの伝統的なウォッチメイキングに共通するのは、伝統と革新のバランス・華美な装飾に頼らない美学・見えない部分に真の価値を見出す美意識。萬斎氏が追求する本質と時計に純粋性を追い求めるメゾンの共通点による両者の深い繋がりから実現した。

パルミジャーニ・フルリエ ブティック銀座
住所 東京都中央区銀座7-8-4
TEL 03-5962-8958
営業時間 11:00-20:00


オフィシャルサイト: https://www.parmigiani.com/ja/



September 18, 2025