時計職人および発明家の偉人

物理学者、天文学者、建築家、幾何学者、数学者、クロノメーター製作者、時計職人… これらの人々は、長年にわたり時間の計測に関心を持ち情熱を注いできた功績者の一部です。彼らが手がけた研究のおかげで、現在でも重要な関連性がある大発見や発明がもたらされました。それが物理や幾何学の理論であれ、あるいは自然の法則や機械の応用であっても、そうした人たちの根源的な貢献があったからこそ、時間計測の精度を大幅に向上させ、より高度仕様の時計を生み出すことができ、審美性にさらに磨きをかけ効率性を高めた現代的生産方法さえ考案することが可能となったのです。

Jost Bürgi

(ヨスト・ビュルギ)

(1552 - 1632年)

スイスの時計師、天文学者、数学者であった彼は、ヘッセン-カッセルのウィルヘルム4世に機械工として雇われ、その後に皇帝ルドルフ2世の時計職人として 迎えられました。彼は、クロックや地球儀、その他の器具を数多く製作しました。自らも有能な天文学者であったウィルヘルム4世のために、ビュルギは天文器 具を製作して観測に使用しました。後に、彼はプラハでケプラーと仕事をともにし、ネイピアとは別に対数表をまとめ上げました。